愛の上を歩けるなら
永遠など無いと知りながら
愛を繋いで死んでいく
到底理解できないけど
そうするしかないのだろう
きっと僕も同じだろう
あの頃は夢中だった
目の前の優しさのような
薬のような温かさに
唯一の解決策を見落とす程だった
愛を楽観視できるなら
雨が降ることはなかった
何も知らない大人達の
抗う姿は悲惨だった
君は渡した手紙 すぐに破り捨て
「ごめんなさい」と言うのだろう
そしたら僕は地面の中から
惨めに愛を探すのだろう
「あの頃は」とか言えるほど
大人になっちゃいないけど
また愛を見つけた気になって
子どもに戻ってしまうだろう
恋は楽観視するものだ
真面目でいても悲しいだけだ
何も知らない子どもの僕に
愛を語る資格なんて無かった
恋というものを知らなければ
恋をせずに済むんだろうな
愛というものを知らなければ
誰も生きてはいけないだろうな
愛を楽観視できるなら
きっと僕ではいられなかった
愛を愛せよ 自分を愛せよ
あなたに優しくなれるまで
愛を大事にできるだなんて
微塵も思っちゃいないけど
あなたに優しくなれるまで