ピース
みんな平等なんだって
あなたはそう言って泣いた
夜を知らない天秤の
神様は皿を隠した
全知全能になれたって
楽しくなければ意味なんて無いわ
グラスの底に沈む鍵も
いつかは溶けてしまうようだ
あなたが描こうとしているパズルは
完成しても絵にはならないらしい
あなたは欠片に想いをのせる
それはミルクのように優しかった
天秤を重ねてみよう
あなたはそう言って笑った
きっといつかは0になって
死ねない理由が訪れる
才色兼備になれたって
愛されなければ意味なんて無いわ
夜の底へ沈んだ鍵も
いつかは解けてしまうようだ
初めから無意味だと知ることを
続けるなんて馬鹿みたいでしょう
僕はコーヒーを景色に溢す
それは星空をかき消す雲のようだった
あなたが完成させたその夢に
僕が愛を描いてあげる
あなたに意味を与えてみせるから