2018-08-31 死んだ太陽と風鈴 憂い 家の縁に立たされて 庭に落ちた昨日を眺めている 木製の渡り廊下は 足音と不安を奏でた 屋根を仰いでも空は見えない その目に映るのは硝子 吊られ絞め殺されたあなたは 紺碧に染まっていた 冷え切った心には その音は凍えてしまいそうになるよ 風に煽がれたあなたは 今日も泣いているんだよ あなたを救いたいと思ったんだ 舌を出して鳴らしてんだって もっと素直になって欲しいんだ 美しくなって欲しいんだ 真面目さだけが美しいとは思ってないけれど リンと鳴る様は その響きのように凛とせず だけど 今日の天気も分からない程に 目を奪われてしまったんだ