縁切り星
流れ星に縋る僕は
今日も首を斜めに振ってる
君の言った、愛してる?の問いかけも
昨日の目線で終わらせた
3回唱えた僕は
今日の終わりに手を振ってる
僕の言った、愛してるの投げかけに
君の瞳が頷いた
君の愛が地面に落ちた
輝きも無ければ 速度も無い
だけどそれは美しかった
完成されたラブソングはつまらない
誰が喜ぶのかも分からないし
汚くも美しい愛を唄いたい
恋は美しいと、愛は美しいと
フィクションに諭されてしまったから
それはもう覆すことはできない
世間の恋が美しくないなら
せめて自分の恋だけでも美しくありたいと
恋愛不適合者だから言える精一杯の強がり
その美しいカケラが
僕の頭上で弾け飛んでくれたらいいのに
そしたら僕も来世は幸せになれるかな