Hinata’s diary

詩のようなものを書いています。Twitter→@hinata_mnst

希望

サボテン

人並みの幸せを願うため 灰色の雲に手を伸ばす 瞳で交ざり合う 憂う雫 不幸を食べていては前は向けない 雨上がりの空には虹が架かるという 足元に残るのは水溜まりだけだった 明日を知るのが億劫で 死にたくなる日もあるでしょう 1回自分を殺してみましょう …

ぬりえ

一瞬にして朽ちてしまった。僕が孤独に変わったその日、絵に感情を描き殴った。一面に塗りつぶされた黒。この重く苦しい複雑な感情を、こんな単純な作業でしか表せられないことに、憤りを覚えた。あの頃の僕に多大な苦しみを表現することも、押し殺すことも…

夜になりたい

険しい洞窟の果てに宝があるとは限らない長く続いた呼吸の最期に生きた喜びと笑顔が咲くよに 夜に浮かぶ月は僕らを照らす下を向いて歩いた気づかないふりをした輝くものが嫌いだった 闇の果ては闇だったなんて笑っちゃうようなおとぎ話を 光と呼ぶ人もいるだ…