夜になりたい
険しい洞窟の果てに
宝があるとは限らない
長く続いた呼吸の最期に
生きた喜びと笑顔が咲くよに
夜に浮かぶ月は僕らを照らす
下を向いて歩いた
気づかないふりをした
輝くものが嫌いだった
闇の果ては闇だったなんて
笑っちゃうようなおとぎ話を
光と呼ぶ人もいるだろう
夜になりたいなんて言わないよ
ただ灯りが欲しいだけさ
まわりを鮮色で囲ってみても
光が無ければ闇と化すように
君自身に輝きがなければ
暗く閉ざされたまま
夜に浮かぶ星は僕らを枯らす
上を向いて歩いた
気づかないふりをした
稚い僕の象徴だった
光の先は闇だったなんて
ありきたりなこの音楽を
心と呼ぶ人もいるだろう
夜になりたいなんて言わないよ
ただ灯りが欲しいだけさ
2億で買ったこの剣が
たった3日で砂と化すように
価値のあるものでさえも
生きること知らなかった
君の首を切れば良かった
なんて
光の先も光なんだって
非現実なこの願望も
心も愛もこの憎悪も
夜になりたいなんて言わないよ
ただ灯りが欲しいだけさ