Hinata’s diary

詩のようなものを書いています。Twitter→@hinata_mnst

カラーテレビ

冬の宵のような黒髪と
雪が染めたような白い肌
この世界がモノクロになっても
構わないと思えました

愛を口にすればそれは恋となり
次第に肥大化していく
いらない想いを育て続けました


永遠を願った僕は
当たり前に殺されて
永遠を目指した君も
当たり前当たり前よ


白を裂いたら赤が見られるかな
首を絞めて君の真っ青な顔がみたいな
そしたら君の隣でレモンでも嚙ろうか

僕の心が狂っていたように
君の瞳も狂っていたのです
ただそれだけでした
君が秋の空を仰ぐように
手紙を書いては破いていたのです
もう一度冬に会いたいな